暑中お見舞い申し上げます。
8月のお盆前、暑さもそろそろ終盤に入る頃ですね。
この時期は、お腹が緩くなったり、活力が湧かない、やる気が出ない状態になりやすいです。
・お腹を触ってみてください。
冷んやりしていませんか?
手足が冷たくても、お腹が温かいなら大丈夫。
でも、手足が温かくても、お腹が冷たいのはNGです。
お腹は内臓が入っている大切な場所です。
冷えていると消化、解毒、排泄、循環、すべての機能が低下して、活力が湧かずに、ゴロゴロしたくなるんですね^^;
冷たいものが美味しかったら、飲んでもオッケーという身体からのサインですが、飲み方を気をつけてくださいね。
【熱中症予防の水の飲み方】
・一口ずつ飲む
暑い夏、氷の入った冷たいものが美味しくなるけど、一気に食べたり飲んだりすると、内臓が冷えて、冷えると身体の恒常性機能(ホメオスタシス)により、体温を上げようとします。
つまり、冷たいものを飲んだ直後はいいけど、その後は余計に暑くなるんですね!
なので命懸けで戦っていた武士たちは、ひと口ずつ飲んでいたそうです。
それがバテない秘訣です。
・枇杷の葉茶を飲む
そして江戸時代には、枇杷葉湯と言って枇杷の葉、ニッケイ、甘草などをブレンドしたお茶を暑気払いに飲んでいたそうです。枇杷の葉は暑気払いだけでなく、胃腸の調子を整えたり、不要な水分を排出してくれます。
枇杷の葉を中心にお好きなお茶をブレンドしてみるのも楽しいと思いますよ。
麦茶も身体を冷やす作用があるので、お手軽で便利ですね。
そして、今回私が一番衝撃だったことをお伝えいたします!
実は私、幼少期からずっと蚊に刺されると痒みが強く、腫れ上がる体質なんです(それなのに予防をしないんですけどね)。痒いから掻いて、掻き崩すんです。
刺された直後に気がつけば、腫れる前に完治するんですけどね、年齢と共に痒みが出てくるのが遅くなってきたわけです😅
刺されてから何時間もたってから、痒み止めとして色々塗っても後の祭りで、なかなか痒みは引かないんです。だから、掻き崩してしまうんです。
そこで、灯台下暗しな出来事が!
先日、お寺のお庭で落ち葉拾いをしたり、畑作業をお手伝いしたら、顔にも手足にもたくさん蚊に刺されてしまったのです。
もちろん後から痒くなるわけです。
ボコボコに腫れた手足や顔を見て、
どうしようかと考えてみました。
ドクダミチンキ、ヨモギチンキ、ムヒでもおさまらない…
着けた時はスッとするけど、
数分したらぶり返すんですね。
蚊に刺されて痒みが出るということは?
もしかして身体は掻いて欲しいということ?
ということは…
↓
掻いてさらに炎症を起こさせたいということ?
それならお灸で熱を加えてあげたら良いってこと!?
そんな展開になりました。
・蚊に刺されたところにお灸をする
すると…
お灸を据えていると痒みが増して、
お灸が終わったらスーッと痒みが引いたんです!!
4ヶ所試して痒みがぶり返したのは、指先のたった1ヶ所でした。
ぶり返した指先には、もう一度お灸をしたら治りました。
痒み止めに色々塗るよりも、
一発で抑えてくれるから良い感じです!
蚊に刺された場所すべてにお灸をしました。
顔もね♫
もっと早く気がつけば良かったー。
鍼灸師の中でも、私はかなりのお灸好きなのに今まで試さなかったのが不思議です。
何でお灸で痒みがおさまるのか調べてみたら、
蚊の毒素はタンパク質なので、43度以上の熱でタンパク質は変性して痒みが止まるそうです。
ちゃんと理論があったんです!
ちなみに私が用いたお灸は、
当院で夏に使用している長生灸のライトです。
ライトでも痒みがぶり返した場所には、
レギュラーのお灸をしました。
薬局で購入するなら、
せんねん灸の伊吹山(赤いパッケージ)が良いかと思われます。
これ良さそうだなと思った方は、
個人差があることをご理解いただいた上、
自己責任でお試しくださいませ^ ^
それでは、快適に夏をお過ごしいただくために、少しでもお役に立てたら幸いです。
今日もまぁるくいきましょう(^o^)
岡田優子